3Dマウス用ケースの作成

3Dマウス用の自作保護ケース:AutoDesk Fusionと3Dプリンターの活用

AutoDesk Fusionユーザーの皆さん、こんにちは!今回は、3Dconnexionの「SpaceMouse Compact」という3Dマウスの保護ケースを自作した体験をご紹介します。

出張や移動時に3Dマウスを安全に持ち運ぶには、専用の保護ケースが欠かせません。市販品もありますが、私たち3Dプリンターユーザーにとっては、自作こそが醍醐味。今回は、Fusionの拡張機能を使って「スナップフィット」機構を持つプラスチック製ケースを作成しました。

設計プロセス:チャレンジと成果

先日導入したAutodesk Fusion Design Extensionの「スナップフィット」機能を使ってフックをつくってみました。

このフックの配置は私にとって初めての挑戦でした。3Dプリントの精度と強度を慎重に考慮しながら設計を進め、パラメーターを細かく調整することで、理想的なフックデザインが完成しました。完成したフックは、ケースの開閉時にスムーズに動作し、確実なロック機能を備えています。さらに、ケースの接合部には精密なリップと溝を設けることで、防塵性と密閉性を向上させました。これにより、3Dマウスを衝撃や埃から確実に保護できる設計を実現できました。

3Dプリント:要調整

設計が終わり、いよいよ3Dプリントの段階に入りました。下部ケースは問題なく出力できましたが、上蓋の作成には予想外の困難が待ち受けていました。最初の試作では、フックの強度不足や密閉性の問題が発生し、理想的なフィット感を得ることができませんでした。しかし、諦めずに設計を微調整し、プリント設定を最適化した結果、2回目の挑戦で大きな進歩が見られました。3回目の出力では、ようやく理想的なフィット感と機能性を兼ね備えた上蓋が完成。この過程で、3Dプリンティングの微妙な調整の重要性と、粘り強く改善を重ねることの大切さを学びました。

結論:DIYの喜びと実用性

自作ケースの完成により、大切な3Dマウスを安心して持ち運べるようになりました。このプロジェクトを通じて、3Dモデリングスキルの向上だけでなく、DIYならではの達成感も味わえました。皆さんも、お気に入りのガジェット用のカスタムケース作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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